2025年4月18日（金曜）Hoppy Easter!

昨日2025年4月17日（木曜）の世界経済ニュースを、米国時間（日本時間深夜）の動向を中心に、株式市場、為替、商品市場、主要国の経済政策に焦点を当ててまとめました。​

🇺🇸 米国：株式市場と政策リスク
株式市場の動向
4月17日の米国株式市場はまちまちの展開となりました。​S&P 500は0.13%上昇し、ナスダック総合指数は0.13%下落しましたが、ダウ平均は1.33%の大幅下落となりました 。​特に、ユナイテッドヘルス・グループの株価が四半世紀ぶりの大幅下落となり、ダウ平均を押し下げました 。​ReutersAP News
政策リスクと市場の懸念
連邦準備制度理事会（FRB）のジェローム・パウエル議長は、トランプ大統領の関税政策が予想以上に大きな影響を及ぼす可能性があると警告しました 。​これにより、市場ではFRBの独立性や今後の金融政策に対する懸念が高まっています。​

🇯🇵 日本：貿易と金融政策の不確実性
貿易収支と経済指標
日本の2024年度の貿易赤字は5.22兆円となり、4年連続の赤字となりました 。​一方、3月の輸出は前年同月比3.9%増加し、6か月連続の増加となりましたが、米国の関税政策による先行き不透明感が高まっています 。​Kyodo News
日銀の懸念
日本銀行の植田総裁は、トランプ政権の関税政策が家計の信頼感を損ない、日本経済に悪影響を及ぼす可能性があると警告しました 。​これにより、日銀は今後の政策判断に慎重な姿勢を示しています。​Reuters

🇪🇺 ユーロ圏：ECBの利下げと経済見通し
欧州中央銀行（ECB）は、主要政策金利を0.25%引き下げ、2.25%としました。​これは1年で7回目の利下げであり、米国の関税政策による経済への悪影響を懸念した措置です 。​ラガルド総裁は、成長とインフレへの下押し圧力が強まっていると述べ、今後の政策判断はデータに基づいて柔軟に対応するとしています。​AP News

🌐 世界経済：IMFの成長見通し引き下げ
国際通貨基金（IMF）は、米国の関税政策による貿易摩擦の激化を受け、世界経済の成長見通しを引き下げる方針を示しました。​ただし、世界的なリセッションは予想していないとしています 。​IMFは、各国に対して財政健全化と構造改革の必要性を強調しています。​Reuters

💱 為替市場：円高傾向と米ドルの動き
ドル/円相場は、米国の関税政策や日米金利差の縮小を背景に、142円台前半で推移しています 。​市場では、円高傾向が続くとの見方が広がっています。​

📈 商品市場：金と原油の価格動向
金価格
金価格は、米国の関税政策や市場の不安定性を背景に、過去最高値の3,357.40ドルを記録しました 。​その後、利益確定の売りが入り、やや下落しましたが、高値圏を維持しています。​Citiは、今後3か月の金価格目標を3,500ドルに引き上げました 。​Reuters
原油価格
原油価格は、米国のイラン制裁強化や主要貿易相手国との貿易協議への期待感から、WTI原油が64.68ドルまで上昇しました 。​市場では、供給制約と需要回復のバランスが注目されています。​oaoa.com

以上が、2025年4月17日の世界経済ニュースの概要です。​米国時間（日本時間深夜）には、米国の株式市場がまちまちの展開となり、政策リスクや貿易摩擦への懸念が市場に影響を与えました。​今後も、各国の政策動向や市場の反応に注目が必要です。